様々あるパソコンメーカー、何が違うのか?どう選んだらいいのか?等の違いを私視点でお伝えします。
多くの方が『今までこのメーカーを使ってたから』という理由で同じメーカーのパソコンを選ばれることがあります。安心感があるというので、もちろん選び方がダメということはありません。
ただ、時々耳にすることがありますが、『使い方が同じ方が良い』だから同じメーカーで、という意見。これはちょっと難しいことがあります。
なぜならwindows7→windows11へ買い替えとなると同じメーカーであってもOSが変わってしまっていることにより使い方自体は変わってしまっています。
勿論若干ですがMicrosoft Officeに関しても同様です。office2010→office2021では極端でないにせよ画面構造は変更されています。
もう一つよくあることがキーボードです。基本配列はJIS規格で決まっているのでどのメーカーも同じです。ただ、同じメーカーであっても時期によってはキーの深さ、大きさ、重さは異なることが多いです。
最後はメーカーサポートの違い
初心者の方や年配の方によってはここで選ぶという方も少なくありません。
NEC
国内最大グループメーカーであり、パソコンノート、デスク問わずLAVIEというシリーズ名がついている。
パソコン本体の特徴は国内メーカーでも比較的コストパフォーマンス高めな物が最近よくあります。ただ、低価格帯のパソコンの画面はやや白っぱけて見える様子。これは実際に画面を見てみないことにはわかりませんので、店頭等で確認してみてください。
キーボードは他メーカーとの違いでCtrlキーとFnキーが逆になっています。ここは良く使う人、使わない人で意見がわかれるところです
サポートに関してはユーザー登録をすれば電話、遠隔支援操作、チャットでのサポートを回数、年数無条件で電話サポートが受けられます。
LAVIEシリーズ
NECの一般向けパソコンの総称。デスクトップもノートも同じとなっています。
XC | N | A |
NEXTREME Carbonの略で軽量かつ丈夫 | Noteの略この後ろの数字が画面サイズになります。 | All in oneの略デスクトップパソコンでこの後ろの数字が画面サイズになります。 |
富士通
ここも国内大手メーカーで、FMVというシリーズ名でパソコンを出しています。
モバイルパソコンの特徴は薄くて軽いです。実際13.3インチモデルでは世界最軽量モデルも発売されています。
ラップトップタイプのノートパソコンはキーが深くデスクトップPCにかなり近い作りになっており、位置によってもキーの重さを変えているほど押しやすくつくられています。使いやすさという意味では一番いいようです。
一般的なモデルの場合はセキュリティソフト『マカフィーリブセーフ3年版』も搭載されていることが多いので何も保護しないよりも良いです。
サポートは1年間の無料期間と他は有料サポートになります。
FMVシリーズ
一般向け富士通ノートパソコン
ESPRIMOシリーズ
一般向けデスクトップパソコン
UH | CH | AH | TH | NH |
13.3インチ軽量 | 13.3インチ | 15.6インチスタンダード | 15.6インチ軽量 | 17.3インチ |
dynabook
以前は東芝でしたが現在はシャープ傘下の株式会社dynabookとなっており、本体のシリーズ名もそのままdynabook。現在はデスクトップPCは作っていません。
液晶画面にノングレアパネルを使用しており、キーの文字サイズも大きく印字しており、見やすいパソコンが多いのが特徴。
サポートはユーザー登録をすることで5年間の電話サポート、遠隔支援操作などが受けられます。
dynabookシリーズ
dynabookの一般的なパソコンの総称。
S | G | V | R | C | X | T |
13.3インチスタンダード | 13.3インチハイスペック | 13.3インチコンパチブル | 14インチハイスペック | 15.6インチドライブレス | 15.6インチスタンダード | 15.6インチハイスペック |
Panasonic
Let’s noteでお馴染みの国内メーカー。価格はかなり割高だが、国産で軽くて丈夫、モバイルノートにもDVDドライブが搭載されている数少ないパソコンが特徴。主にビジネスユースとして作られており、店頭販売している量販店も意外と少ない様子。ビジネス向けだけあって基本ディスプレイもノングレア。デスクトップパソコンは作っていません。
サポートは発売日から5年間の間無料となっています。
Let’s noteシリーズ
パナソニックのノートパソコンの総称
FV | SR | SV | QV |
14インチスタンダードパソコン | 13.1インチモバイルノートパソコン | 13インチドライブ内蔵モバイルパソコン | 12インチ2in1パソコン |
VAIO
以前はSONYがパソコンの生産、販売をしていましたが、2014年に切り離され、株式会社VAIOとして販売されています。デザイン、ロゴをそのまま引き継いで作られており、国内製造、スタイリッシュなデザインのモデルが多いが、価格はかなり割高。もちろんそれに見合ったカスタマイズはされています。SONYが生産していた頃と比較すると生産台数が少なくなっているせいか、扱っていない店舗も見受けられます。現在デスクトップパソコンは作っていません。
サポートは購入から1年間
マウスコンピューター
黄色とチーズがシンボルの国内メーカー。iiyamaモニターの販売元でもあるBTO主体のメーカー。
デザインはビジネス向けのモデルが多い為か暗めで地味なものが多くみられ、ディスプレイもノングレアが基本。他国内メーカーではあまりみられないwindows pro搭載のモデルもいくつか販売されているが、メインはBTO(受注生産)なのでオンライン上で直接購入をメインとするメーカーです。
人気のあるモデルはゲーミングPCのG-Tuneシリーズで、大会公式PCとしても採用されています。
サポートは1年間24時間体制で365日受付している。
Lenovo(レノボ)
世界4大パソコンメーカーの一つ。中国のメーカーで、IBM、NECも傘下に入っている。IdeaPadというシリーズが主としてある。IBMのThinkPadもここから販売されているが、一般的な量販店では現在販売されていません。
国内メーカーに比べるとやや安価な物が多いが特別品質が悪いというわけでもなく若干暗めなノングレアディスプレイを多く使われているのでブログやレポートなど長時間作業には向いている。価格帯が割安感があり、デザインよりも性能(スピード)を優先する方に向いてます。
サポートは保証によって変動するが保証期間内の電話サポートが国内にてあります。
DELL(デル)
アメリカのメーカー。こちらも国内メーカーと比較するとやや割安なモデルがあります。近年15.6インチモデルでもDVDドライブはなくなり、筐体が薄型、軽量になってきています。
メインはBTO(受注生産)となっており、量販店販売モデルになると基本マイクロソフトオフィスは標準搭載となることが多い為、オフィス使わずコストを抑えるならオンラインで受注しましょう。
オンラインでの購入が不安な方は量販店で時々おこなわれている割引セールのタイミングを狙いましょう。結構価格変わります。Intel最新CPU搭載モデルでも2万円以上安くなるケースもあります。
サポートは保証期間内でのサポートとなるので延長保証加入した場合はその分サポート期間も延長されます。
Inspiron | XPS | Arienware | Vostro |
スタンダードモデル | プレミアムモデル | ゲーミング | ビジネス向け |
ASUS(エイスース)
台湾のメーカーで、マザーボードの業界最大手でもある。全体的にノングレアディスプレイのモデルが多いが一部有機ELを使ったグレアディスプレイモデルも発売されています。
全体的にキーのサイズがやや小さめな印象です。近年、DVDドライブの無いモデルがほとんどとなっています。
サポートは購入後30日以内に会員登録、製品登録をするだけで、1年間あんしん保証が適用されます。部品代の20%の費用だけで修理を受けてもらえるようになるのでASUSのパソコンを購入した場合は必ず登録しましょう。
メーカーの延長保証の『あんしん保証プレミアム』ではどんな壊れ方でも絶対サポートと謳っており、ウイルスによる故障も対応するといった他ではみられない保証が特徴的です。
HP(ヒューレットパッカード)
アメリカのメーカー。比較的パソコンのバリエーションが多いので選択肢が広いです。他の海外メーカーに比べるとデザインが良く、人気あるようです。価格はBTOのメーカーに比べると若干割高ですが、それでも国内メーカーに比べれば割と安いモデルが多いです。
サポート期間は製品製造終了後3~5年
APPLE(アップル)
アメリカのメーカー。windowsではなく、独自OS。MacOSを使用している。生産、部品全て一貫しているため、パーツ、ソフトウェアの最適化もされており、スペック表の数字以上の能力が発揮できる環境にある。デザイン、液晶パネルの品質かなり良好でM1チップ以降のモデルはかなり優秀となっている。重量に関してだけはアルミニウムボディを使っているためやや重い。インターフェースが少ない。
iPhone、iPadとの連携をさせたいのであれば最適である。
サポートに関しては基本購入から90日間の電話サポート、APPLE CAREに加入しているとその期間も対応してもらえる。
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